上絵付けの様子
沖縄陶器の技法のひとつ、赤絵の絵付け作業が始まりました。
1250度の高温焼成の後に窯内をゆっくりと冷却をし、後日窯出し、鉄を水で溶いた赤絵を
筆を使いシーサーに塗っていきます。
濃度調整がうまくいっていないと赤絵が剥離したり 変色をしたりとするため
最適の濃度で塗ることにより、光沢のある朱色に焼き上がります。
赤絵という名称から赤色と想像してしまうのですが、陶器の世界の赤絵は朱色となります。
赤絵の色合いはオレンジに近い朱色と黒色が少し入った深みのある朱色があり
陶器の産地や作品の素地の色合い、作家さんにより選ばれています。
沖縄陶器の赤絵はどちらかというと鉄分の多いクリーム色の化粧土にあう
黒色が少し入った深みのある朱色が使用されることが多いようです。
赤の絵付けの作品は 視覚的に目に飛び込みやすいため目立ちやすく
とても印象に残る色合いで 沖縄!を感じると人気の色合いのひとつです。
沖縄の情熱的な太陽の赤色が元気な気持ちにさせてくれるのかもしれません。