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やちむんの特徴や使い方について

2016年5月18日陶芸について

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1.やちむん陶器の使い始めについて

陶器は土ものと言われるように『土味』
(やさしい風合い)があることが特徴です。
反面、多孔性があるため吸水性があり、
醤油や油など汚れやしみが付き易い器とも言えます。
汚れとは言っても和の器ではそれらを、
味わいとみなす所があり長くお使いいただける
器に変わりはありません。

 

トラブルを事前に防ぐために、ご使用前には
『目止め』をされる事をお勧めします。
『目止め』とは陶器には肉眼では見えない
とても小さな気泡の穴があります。
その穴にコーヒーや醤油など色の濃い食品が
入ってしまうことで汚れが落ちにくくなります。
そこで器を購入後は最初にお使いになる前に
お米で器を煮ることでその気泡の穴に
透明のでんぷん質が入り気泡の穴をふさいでくれます。
その後、器は通常通りお使いください。
でんぷんですので、できれば定期的にお米で
煮だててください。

 

 

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2.土ものの器、料理を盛り付けるときに

料理を盛り付ける前にしばらく水につけると、
油分・汁気・においが進入しにくくなります。
急いでいる場合はぬるま湯につけると幾分早く済みます。
陶器の器におかずを入れたまま冷蔵庫で保管はNGです(^^;)

 

 

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3.やちむん陶器のお手入れについて

ご使用後はなるべく早くお湯で洗い、しっかり乾燥
させてください。(食品を入れたままの保存はなるべく
避けてください、シミやにおいの原因となります。)
陶器は表面を拭いたあとも器の内側に水分が残って
いるのでしばらく空気に触れさせてしっかり乾燥させ
ましょう。収納時は器と器の間に紙などを挟むと欠けや
傷の防止になります。

 

ひと手間掛かりますが、土味の風合いを
楽しめることのできる陶器を選ぶのか
手間は掛からないけれど少し冷たい質感を
許容するか、器をお使いになる方のライフスタイルに
も関係があるのかもしれません。
陶器、磁器に関わらず器は大切にお使いいただければ
10年でも20年でも末永くお使いいただけます。
器が少しでも皆様の生活の中で心豊かになることが
できればこの上ない喜びです。

やちむんの食器との素敵な出会いがありますように!

南の島陶芸工房 大岩 浩章