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シーサーの置き方|沖縄の守り神シーサー工房から

2017年6月22日作品の紹介

datta.はシーサーを伝統の技で手作りで製作しているシーサ工房です。
シーサーの選び方や置き方、よくいただくご質問について綴ります。

 

 

【シーサーの素材について】

 

よく見かける赤茶色のシーサーは、
沖縄の赤瓦の土を使用しています。

 

屋根瓦を施工したあと余った瓦と漆喰で作成したのが始まりです。
屋根瓦は焼成温度が低温で吸水性があり、雨を吸水した後、
暑い日差しの太陽を浴びて雨水が蒸発するときに熱を放射して
くれるため沖縄の暑い気候には適している素材です。
先人の方の知恵は素晴らしいです。

昔から飾っているシーサーに藻が生えるたり、黒カビがあるのも
吸水性のある瓦素材だという理由です。とても雰囲気があります。

 

昨今は県外の方もシーサーをお求めいただくことが多く
沖縄のシーサーを知っていただけることはうれしい限りです。
沖縄瓦のシーサーは県外の冬季や寒冷地で割れてしまうという
声が少なくないようです。
これは雨などの水分を含んだシーサーが寒さで凍ってしまい
割れてしまうのです。
素材の特性なのですが、赤瓦の素焼きシーサーは冬季に寒く
なる地域では屋外に置くのは避けて室内に置きましょう。


【シーサーの設置について】

1250度の高温で焼成している高温焼成陶器(焼物)
ですので、屋外に置かれましても色落ちや寒さにより
割れたりすることはありませんがあくまでも素材は
陶器ですのでシーサーを不安定な場所に置いてしまいますと、
台風など強風で落下してしまうこともあります。

必ず接着剤で固定することをお勧めいたします。
来客のお客様がシーサーにつまづいて割れてしまったと
いう声も少なくありませんので。

シーサー(陶器)と接着する素材(石、コンクリート、金属など)に
あった専用の接着剤をご使用ください。
ホームセンターやインターネットなどで購入できます。

 

【シーサーの風水・置き方について】

沖縄の風水思想は台風による自然災害と
島特有の風の強さから火災が広がりやすく
その防止の意味がありました。
飾る向きは、 午(南)の方角へ向けると火災の防止に、
丑寅(北東)の方角へ向けると台風から家を守る
防止になるといわれています。

 

最近は風水の先生によって置き方や飾る日、
シーサーの色合いについてこだわりがあるようですが
沖縄ではご家庭によって自由に置いていることが多いです。

また、シーサーを1匹で置いたり、2対、3対と置かれたりさまざまです。
置かれる方ご自身が心地良いと思う置き方をされてください。

【シーサーが割れてしまった】

沖縄ではシーサーが割れてしまったり部品が欠けて
しまった時には、持ち主のかわりに厄を受け取ってくれたと
考えられています。むしろ吉ととらえられています。

ボンドなどで接着し
ぜひ、補修したシーサーを飾ってくださいね。