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梅雨を「特別な日」に変える

2021年6月22日読みもの

「梅雨に入りました」と聞くと、どういう感情になるだろうか。

「やったー!梅雨入りだ~!」というひとは、私の周りには一人もいない。

きっと「えー、雨ばっかりだ」「嫌だなあ…」とネガティブな感情を抱く人の方が圧倒的に多いのではないだろうか。

 

沖縄の梅雨は、他のエリアとは違って東南アジアのスコールに近い。降っては止み、降っては止み…の繰り返し。

 

雨が降ると、晴れとは違う…なんだか、おとなしい気持ちになってしまう。窓の外を見て「うわー、雨だ」と嫌な顔をし、予定通りに動けないことにイライラしてしまう。

いつから、雨にこんな感情を抱くようになったのだろう?と考えてみた。

 

子どもの頃は、新しいレインコートやブーツ、傘を買ってもらうと「早く雨降らないかなあ!」と天気予報で傘マークがないか一生懸命確認したし、雨予報が外れると母親に涙しながら「雨降らせてよ~!」と訴えた。そして、待望の雨の日は水たまりに大はしゃぎしたものだ。

 

大人になってから、雨が自分のなかで“嫌なもの”に変わっていってしまった。

移動が面倒になるし、靴は濡れる。傘を差すと片手はふさがれるし、最悪なときは傘をどこかに置き忘れてしまう。スコールの瞬間に気付き、絶望。おまけに洗濯物はずーっと乾かない!

 

でも、梅雨は毎年やってくる。毎年イライラしていては、もったいないし疲れてしまう。

子どもの時に楽しめていたんだから、大人になってから、雨の日を楽しんでもいいのでは?

と考えるようになった。だって、その期間ずっと不機嫌に過ごすのは、とってももったいないから。

 

そこから私は、雨の日こそ、自分を丁寧に扱うようにしている。

例えば、かわいいルームウェアを買う。「雨の日に着る!」と自分自身と約束すれば、特別感が増す。幼いの頃と同じ「早く着たいな~!雨降らないかな~!」のワクワクを取り戻す。いままで着ていたヨレヨレのスウェットはいい機会だと断捨離した。

 

他には、ちょっとイイモノを取り入れてあげる。

お気に入りのカップに、カフェインレスのコーヒーや、香りのいい紅茶を入れる。普段使いではなく、こちらも雨の日用として購入。雨だから楽しめる、という特別感が大事なのだ。

そしてジャズをかけながら、ゆっくりと味わう。少し開けた窓から雨のにおいが風にのってやってくる。

 

窓に向かって、呼吸に合わせてじっくりストレッチをして、身体のすみずみまでほぐし、覚ましてあげる。

 

そのあとは、絵を描いたり、文章を書いたりしてみる。やったことがなくても、やってみると意外と没頭できるし、チャレンジをすれば、新しい発見をするかもしれない。

 

パンを焼いたり、お菓子をつくったり。友人を招いてお茶をしても楽しいし、いつも忙しくて読めない本をじっくり読むのもいい。
 

 

 

あと、私がおすすめするのは、10分くらい「なにもしない」をしてみること。ぼーっとするでも瞑想するでもいい。そうすると、梅雨音や香りを感じ、自然の中の自分を体感することができる。実際、とてもリラックスできる。

 

たったこれだけで、“嫌なもの”と化していた雨の日が特別な日に変わるのだ!

自分の気持ちを、良い方向へコントロールしてあげる。大人の私たちにとって、大切なことだ。

 

だって、人生は長い。これから何度だって梅雨は来る。

だから、自分で自分をご機嫌にしてあげる。不機嫌に過ごすよりも、いい気分で過ごす日が多い方が幸せだ!

 

晴れていると、自然と活動的になるので予定を詰めてしまったり、外に出歩くことも多く、なんだかんだ自分のための時間を作りづらくなっていないだろうか?

「あ、そうかも…」と思った人こそ、実践してほしい。

 

梅雨こそ自分のために“特別”を作って、楽しむべきである!